- Blog記事一覧 -フードファディズムとは?
こんにちは。
「整体りせす」です。
「フードファディズム」を知っていますか?
フードは食べ物、ファディズムは一時的な流行を熱心に追いかける事、つまり「食べ物の流行」という意味です。
・□□を食べたらガンになる!
・□□を抜けば1週間で体重が○キロ減る
などの様なバランスの悪い偏った食生活をする事を意味する概念として知られてきました。
特定の食べ物が一時的に流行る事は良くあります。
消費が増える事は問題ありません。
問題なのは「身体に悪いから○○は食べない」「身体にいいから○○ばかり食べる」といった偏った考えで食べ物を選ぶ事です。
これまでメディア等で取り上げられた食べ物は、砂糖・遺伝子組み換え食品などが体に悪いとされ、逆に健康によいとされた食べ物は、たまねぎ・バナナ・リンゴ・納豆など。
では砂糖を例に説明しましょう。
砂糖は「虫歯になる」「太る」「精神的な問題を起こす」などが体に悪い理由とされています。
砂糖はエネルギー源として必要不可欠な「糖」を効率よく摂取できる食材。
すぐにエネルギー源として使えるのです。
すぐにエネルギー源として活用するには、血糖値を急上昇させる必要があります。
もちろん、健康な人であれば血糖値の急上昇は病的なレベルにまで上がりません。
しかし、一般には「血糖値が上がる」という情報だけが広がりました。
そのために「砂糖を食べる→血糖値が急に上がる→糖尿病になる→砂糖を食べてはいけない」と、間違った思い込みによる情報が流れたと思います。
情報の中には有益なもの、無駄なものや悪影響を与えるものもあります。
メディアは私たちの興味のある分野について特集をします。
もちろん、こうした特集には専門家の意見が取り入れられますが、都合の良いところを編集して使う事が出来ます。
私たちが気になる情報を見つけた際には、1つだけでなく様々な場所で情報を収集し、自分にとって有意義になる様な対策を考えなければなりません。
たくさんの情報を集める時には、複数の専門家の意見を聞く・政府機関発行物を上手に利用する、など本当に自分が必要とする情報を取捨選択し、自分流にアレンジして生活に活かす事が大切です。